【Windows MR】FMVHDS1の使用感・レビュー【ヘッドセット】
まだまだ発展途上のHMD。スマートフォンの普及とVRやMRの登場によりかなり進歩してきたと感じます。
スマートフォンを使用した簡易的VRヘッドセットで想像より楽しむ事ができ、感動していました。
そこで本格的なVR、MRヘッドセットはどういったものか気になって調べると、デモ機が体験でき、比較的手頃な価格のMRヘッドセットがあったので購入しました。
富士通 MRヘッドセット「FMVHDS1」
富士通から発売されたMRヘッドセット「FMVHDS1」
記事作成時では富士通WEB MARTでは完売になっており、新品で購入することは難しいでしょう。
ヘッドセットとコントローラー2つが同梱されています。使用にはWindows PCと一定のスペックが必要となるので、必要なスペックはMicrosoftのページを参照してください。
Microsoft
接続は至極単純。USB3.0とHDMIでPCと接続。コントローラーは単3電池2本、2つのコントローラーで単3電池4本が必要になります。
各部チェック
左右に一箇所、計二箇所にトラッキングカメラがあり、VR中でもカメラを通して現実世界を一部映し出す事ができます。
これが中々便利なもので、VR中に飲料を飲むときにヘッドセットを外さなくて済む。
画質はあまり良くないですが、必要十分な性能です。
下部にイヤホンを接続できます。
私はスピーカーを使っているので、この部分は利用さていませんがヘッドセットはバンドで固定するので、利用できるのはほぼイヤホンのみになると思います。
臨場感を求めるならイヤホンを接続した方が良いでしょう。
ヘッドバンドは段階式で固定するタイプで、非常に調節がしやすいです。
装着中に調整したい時も簡単で全くなりません。
皮膚に接触するポイントはクッションが貼られているので、フィット感も悪くない。
使用感
本体の質量は約415g(ケーブル含まず)と数値で見ると重いように感じますが、実際に装着してみると全く気にならない重さでした。
頭を振ってもズレることはありません。装着感・使用感共に問題ありませんでした。
コントローラーは約135g/個(電池・ストラップ含まず)。電池を入れると重量はもう少し増えますが、こちらも気にならない重さ。
反応も良いのですが、WindowsMRのUIが私には合わず操作には苦労します。WindowsMRについて後日記事にできればと思います。
価格の割に全体的に満足度が高いですが、気になった点もありました。
気になった点
有線接続
1つは有線接続であること。スタンドアロン型と比較するとメリットでもありデメリットでもある点です。
充電の必要がない等のメリットがある反面、自由に動き回れないのは少し不便です。
移動はコントローラーでも可能なので、使用するには問題ありませんが、より没入感を求めるのなら、やはりスタンドアロン型には敵いません。
フレネルレンズ
調べてみると、この機種はフレネルレンズという樹脂面上に同心円状の溝が刻まれているレンズが採用されています。
フレネルレンズもメリットがあるようなのですが、私にはどうしても気になる点が。
「樹脂面上に同心円状の溝が刻まれている」。この溝がヘッドセット装着中、常に見えてしまうのです。
ピントを合わせる箇所によっては、溝が邪魔になり歪んで見えてしまいます。
そのためか、スマートフォンを利用したヘッドセットより非常に目が疲れます。視力によって疲労度は変わると思います。
ちなみにPS VRはフレネルレンズではないようです。機会があればPS VRも購入してみたいが、PS5に対応したVRも販売されそうなので悩みどころ。
安くて入門用に良いが、非フレネルレンズ機種の方がいいかも。
価格も安く入門用には良かったですが、どうしてもフレネルレンズが気になってしまいます。
店頭のデモ機で体験したときは感動のあまり気になることはなかったのですが、もう少しじっくり観察するべきでした・・・。
人により相性もあることでしょうから、やはりデモ機などで体験してから購入することをおすすめします。特にレンズにはご注意を。
次に購入する機種は、フレネルレンズではない機種、もしくはデモ機で確認してから決めることにします。
富士通 Windows Mixed Reality Headset+Windows Mixed Reality Motion Controllers/MRヘッドセット+コントローラ / FMVHDS1
富士通 Windows Mixed Reality Headset+Windows Mixed Reality Motion Controllers/MRヘッドセット+コントローラ / FMVHDS1