アルファスSVでソルトベイトフィネス。これでいいのでは。
以前の記事ではアルファスairと月下美人のベイトフィネスで、メバリングの釣果を投稿しました。その記事の終盤に記載していた初代アルファス103のSVスプール仕様で釣りに行ってきました。
ベイトロッドも1本追加したのでロッドの使用感と、別日にハゼ釣り、サビキ釣りからのメバリングと一日釣り三昧のスケジュール。全てアルファス103 SVスプール仕様(以下アルファスSV仕様)で挑戦してきましたので、その結果をお知らせします。
ロッドはスポーツラインのB-632ML。
アルファスAirのロッドはチューブラティップなので、アルファスSV仕様のロッドはソリッドティップにしようと探しましたが、数が少ない上に価格も高く、近隣店舗に展示品がないので断念。
探すのに疲れてきたところで、中古コーナーで販売されていたSPORT LINE B-632MLを見つけました。聞いたことのないメーカーなので調べてみると、どうやらダイワの会社、グローブライド社が製造販売する安価なメーカーらしい。
GLOBERIDE(グローブライド) ロッド スポーツライン HS バスモデル B-632ML 632ML
たしかに見た目がバスXに近い気がします。ルアーウェイトが3-14gとメバリングやアジングには厳しいですが、月下美人MX B72L-Kと同じ範囲なので、なんとかなるだろうと思い購入。
ロッド自体は少し重め。アルファスSV仕様と合わせてみるとバランスは悪く有りません。
早速、庭で1gを投げてみました。
ラインは0.8号、リーダーは1号です。ハゼとサビキ釣りに行くと事前に決めていたので、余っていた太いラインを巻きました。
1gジグヘッドのみ
平均12m/最大13m
アルファスAir( 平均14m/最大約18m? )のときのような突然飛距離が伸びることもなく、いくらキャストしても、おおよそ一定の飛距離12-13mばかりでした。 なんとか使える飛距離でしょうか。
このB632MLとアルファスSV仕様で別日に実釣してきました。
正午:青イソメでハゼ釣り開始。
アオイソメと後のサビキ釣り用にアミ姫を買って、漁港でハゼ釣りを開始。
仕掛けはブラクリ 1号にアオイソメをつけて、ちょい投げで順に沖から足元まで探ってみます。
アクションは着底したら、3秒シェイクして5-10秒放置後少し巻く、の繰り返し。
ブラクリ1号=約3.75gですが、アルファスSV仕様で快適に使用できました。バックラッシュもなく、思い通りに投げれるのでストレスフリーです。ロッドの感度も悪くないです。
すると足元より少し沖付近でヒット。15cmほどのハゼが釣れました。同じポイントを攻め続け5連続ヒット。簡単に釣れる事と、プルプルと分かりやすいアタリがハゼ釣りの楽しいところです。10匹いれば十分なので、ハゼ釣りは終了。余ったアオイソメはお隣の方に譲り、サビキ釣りのため移動します。
サビキ釣り。竿が短いが、釣るだけなら問題なし。
オキアミを解凍するのも手間、臭いも避けたいのでアミ姫でサビキ釣り開始。アミ姫は容量は少ないですが、手を汚さずサビキ釣りができるのは大変便利です。
ロッドが長くないので、4本針で上カゴ式を選択、下おもりは2号。
人気のポイントに人が少なかったのでエントリー。お話を伺うとサバが釣れている様子。仕掛けを投入して、しばらくお隣さんと談笑して待っていると、魚群が現れました。
魚群の登場ともにダブルヒット。釣れたサバをバケツに素早く投入。お隣さんの撒き餌に群がって魚群が留まっているようで、アミ姫を補充せずに針だけ投入しても釣れる状態に。僅かな時間で10匹が釣れてしまい、 アミ姫を3分の1も使うことなくサビキ釣り終了。
先ほど釣ったハゼがあるのでサバは1匹のみ締めて、残りは撒き餌のお隣さんに譲って撤退。もちろんアルファスSV仕様でサビキ釣りは問題ありませんでした。ロッドもサバのトリプルヒットも問題なしです。
日暮れからメバリング。もうアルファスSVだけでいいのでは。
ハゼとサビキ釣りが予定よりかなり早く終わったので、釣具屋やアイス屋で日が暮れるのを待ちます。メバリングの準備をしていて気づいたのですが、ロッドにフックホルダーが一体化しているのは便利ですね。
日が暮れて、いよいよメバリング開始。ラインがかなり太いですが、なんとかなるだろうと楽観。
前回アルファスAirで釣れたポイントで投げ続けるもアタリなし。自分以外にライトゲームをしている人がいないので、最初は喜んでいたのですが釣れないのなら仕方がない。粘りましたが反応もなく、1時間で移動しました。「ラインが太すぎてアタリが分からないのかも」と不安になります。
明るい時にサビキ釣りをしたポイントでメバリング再開。ここにも人がおらず、不安になりながらもキャストと続けます。1g+前回活躍した月下美人 ビームスティックをキャストしていると、待望のアタリが!
またも巻き合わせでオートフッキングになりましたが、無事キャッチ。15cmとまずまずのサイズ。ロッドのティップがしっかりしているので、このロッドはさすがに合わせが必要だろうと思っていましたが、そんなことはありませんでした。
1gでもトラブルなく投げれるので、飛距離は僅かにアルファスAirに劣りますが、この時点で「SVで事足りるのでは。」と思い始めます。
その後も、ワームはそのまま、ジグヘッドの重さを1.5g,2gと変更して、ただ巻きで4,5匹追加。月下美人 小鉄3gで2匹追加してメバリングは終了となりました。
ラインが太くても釣れるではないですか!しばらくこのラインでやってみます。
サイズは伸びませんでしたが、数はそこそこ。最初の1時間は0匹でしたが、移動後の1時間で7,8匹という釣果になりました。
まとめ。私の使用用途ならアルファスSVで十分かも。
ラインが太めなので、メバリングに不安があったのですが釣ることができて安心しました。太めのラインを巻いた理由が、ハゼ釣りで根がかりの際に仕掛けを回収したいと思っていたのです。
以前にメバリング用に細いラインを巻いていたリールでハゼ釣り中に根がかりすると、仕掛けを回収できずに切れてしまうことがほとんどでした。そこで今回メインラインとリーダーを太くしてみました。これが思ったより効果的で、根がかりしても仕掛けを1つもロストせず済んだので、大正解でした。メバリングでも釣り上げることができたので、今のところ支障はありません。私のような時々週末アングラーにはちょうどいいかもしれません。
また、アルファスSV仕様なら15g以上のルアーも投げれるので、漁港近くの河川でシーバスを狙うことができるのも、個人的な利点が大きいです。その河川が漁港と隣り合わせで、川幅も広くないため今回使用したB-632MLでも必要十分な飛距離が出せると思います。ロッドのルアーウェイトは14gまでですが、無理な投げ方をしなければ20gまで投げれることを確認しました。もし折れても格安だったので、ダメージも少ないです。
アルファスSV仕様を1日使用してみましたが、素晴らしいの一言。重症なバックラッシュは一度もなく、ハゼ釣りとメバリングのブレーキセッティングの際に、少し糸が緩むのみで一瞬で治せるレベルが2,3回あったのみ。セッティングを知ってしまえば、バックラッシュもなく快適にキャストし続けることができる。私がする釣りの範囲では、これ1台でいいかもしれません。
アルファスAirと比較すると、両者ともバックラッシュはほぼなく快適に使用できます。2g以下に関してはアルファスAirが飛距離では勝りますが、アルファスSV仕様でも2g以下が私的許容範囲内の飛距離がでる、そして15g以上を投げてもOKということを考慮すると、私の用途ではアルファスSV仕様1番マッチします。
まだどちらも使って日が浅いので、さらに使用して比較していこうと思います。